Physical side II

 
 

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Phyasical side II

2012年4月9日(月)-4月29日(日)
11:00-19:00 会期中無休
興梠優護/小勝負恵/佐藤未希/寺林武洋/安冨洋貴

作家在廊予定
興梠優護:4月9日(月)、19日(木)、20日(金)
寺林武洋:4月9日(月)、29日(日・祝)
安冨洋貴:4月9日(月)、14日(土)、22日(日)

 

この度、Yoshimi Artsでは、2011年に開催した5作家による企画グループ展「Physical side」の第2回目である「Physical sideⅡ」を開催致します。

現代の社会では、建築や音楽、服物作りにおいて、どの分野も物が出来る過程は細分化され、よりハイテク化・記号化しています。建築は資材の重たさや施工現場を知らずに設計者が設計するのが現状で、北京オリンピックの鳥の巣というまさに机上の発想が具現化してしまう現実があります。音楽も、オリジナルな発想と言うより、膨大なデータベースを元に作曲家が作曲し、演者が演奏する分業化は当たり前であり、服作りにおいてもしかりです。しかし、美術作品においては、着想から創造、制作全般(下地素材から絵具の選択と制作に必要な技術)を全て一人の作家の仕事によって遂行する場合が殆どです。

また、日本と欧米を比較すると作品の制作順序が逆で、欧米では全体の構想を決めて細部を詰めていきますが、日本は細部の詰めから全体の作品が形成されていく為、欧米の全体重視に対して日本は細部重視になり、日本の鑑賞者は細部により作家性を求める帰来があります。

今展は、絵画制作において重要である細部を具現化するのに必要な物理的な面を、いま一度クローズアップしたいと考えています。膨大な鍛錬の積み重ねにより会得した技術と集中力を要する制作時間を可能にする身体的側面を注視し、それを感じて頂ける作家、作品を選定致しました。

出品作家は、タブロー2作品を発表致します。是非、この機会にご高覧頂きますようご案内申し上げます。

 

FESTART LOGO
今展で、Yoshimi Artsは「FESTART OSAKA 2012」に参加致します。

 

*作品画像
左上 興梠優護 ≪□ 08≫(部分) 油彩、キャンバス 530×455mm (F10)
右上 小勝負恵 ≪scream≫(部分) ミクストメディア *参考画像
左中 佐藤未希 ≪eyewall≫(部分) 油彩、パネルに綿布 *参考画像
右中 寺林武洋 ≪半≫(部分)  油彩、白亜地、パネル 410×410mm (S6)  
左下 安冨洋貴 ≪雨音の旋律≫(部分)  鉛筆、KMKケント紙、麻布、パネル 652×530㎜ (F15)


出品作家 略歴

興梠優護  Yugo Kohrogi
1982 熊本県に生まれる
2008 “東京ワンダーウォール展2008”(東京都現代美術館/東京)
  以降東京にて毎年個展
2009 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻版画研究領域 修了
  以降東京にて毎年個展
2010 “Self Portrait - 私という他人” (高橋コレクション日比谷/東京)
 
小勝負恵  Megumi Coshoubu
1984 広島県に生まれる
2009 “光の肖像展” (広島市立大学芸術資料館/広島)
  広島市立大学大学院芸術学研究科絵画専攻 修了
2010 “光の肖像展 in London” (ロンドンブルネイギャラリー/ロンドン)
  個展 “Blind house” (Yoshimi Arts/大阪)
2011 グループ展 “Physical side” (Yoshimi Arts/大阪)
 
佐藤未希  Miki Sato
1986 山形県に生まれる
2008 “シェル美術賞展2008” (代官山ヒルサイドフォーラム/東京、京都市美術館別館/京都)
2010 “第10回春季二紀展” 新人選抜大賞 (国立新美術館/東京)
  個展“Mountain Messenger”(Yoshimi Arts/大阪)- 絹谷幸二賞推薦
2011 東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科修士課程修了
  個展“1breath, 2contact”(Yoshimi Arts/大阪)
現在 東北芸術工科大学大学院博士課程在籍
 
寺林武洋  Takehiro Terabayashi
1981 富山県に生まれる
2006 広島市立大学大学院芸術学研究科絵画(油絵)専攻 修了 
2011 『アートコレクター』4月号(生活の友社)誌面にて、山下裕二氏と対談
  個展 “-LIFE-” (Yoshimi Arts/大阪)
  グループ展 “Physical side” (Yoshimi Arts/大阪) 
  グループ展 “美は細部に宿る” (日本橋高島屋/東京)
 
安冨洋貴  Hiroki Yasutomi
1978 香川県に生まれる
2002 “京展2002” 市長賞 (京都市美術館/京都)
2004 京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術表現専攻洋画領域 修了 翌年以降毎年各地で個展
2006 “損保ジャパン美術財団選抜奨励展” 秀作賞 (損保ジャパン東郷青児美術館/東京)
2011 グループ展 “Physical side” (Yoshimi Arts/大阪)
現在 京都造形芸術大学 非常勤講師