創業135周年
上出長右衛門窯「九谷焼コネクション」
Kamide Choemon-gama
"KUTANI CONNEXION"
@阪急うめだ本店

 
 

11:00-19:00
〒550-0002
大阪市西区江戸堀1-8-24
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創業135周年
上出長右衛門窯 「九谷焼コネクション」
Kamide Choemon-gama「KUTANI CONNEXION」

2014年6月3日(火)-10日(火)
10:00-20:00 (金・土 -21:00、最終日 -18:00)
阪急うめだ本店 9階 アートステージ
大阪府大阪市北区角田町8番7号 TEL.06-6361-1381(代表)
会場URL: http://www.hankyu-dept.co.jp/


この度、阪急うめだ本店9階アートステージにて、創業135周年 上出長右衛門窯「九谷焼コネクション」を開催致します。
今年135周年を迎えた九谷焼の窯元・上出長右衛門窯。その六代目に当たる上出惠悟は、九谷焼の中でも少なくなっている磁器の生成、手仕事による絵付を一貫して制作する上出長右衛門窯の企画をしています。受け継がれた伝統的な作品を踏襲するだけでなく、そこに少しの手を加えて、本来持っていたであろう意味や面白みを現代人にも伝わるよう試みたり、世界的なデザイナーであるハイメ・アジョンとのコラボレーションを丸若屋と共に実現したり、新たな作品を次々と生み出しています。また、東京芸術大学の卒展で発表した磁器の作品「甘蕉」から始まる上出惠悟としての作品を発表するなど、様々な領域で活動してきました。上出惠悟は、その九谷焼に纏わるものを俯瞰的に捉え、今まで継承されてきた九谷焼の歴史の重みを脇に置き、形骸化を解き、加賀という豊かな地で育まれた九谷焼を、もう一度豊かで新鮮に感じることを再現しようと試みています。
『上出長右衛門窯』『上出惠悟』『ハイメ・アジョン×上出長右衛門窯』など、上出惠悟が携わるブランドはそれぞれ取り組む立ち位置の違いから作品内容が異なっています。そうした上出惠悟と上出長右衛門窯の九谷焼に纏わるあらゆるものを繋ぐという意味が、タイトル「九谷焼コネクション」には込められています。
今回の阪急うめだ本店9階アートステージでは、『上出長右衛門窯』『上出惠悟』『ハイメ・アジョン×上出長右衛門窯』『ちゅう右衛門』『KUTANI SEAL』のぞれぞれの作品をセクション毎に分け、解り易く配置し、上出長右衛門窯の全貌を理解出来る展示に致します。
この展示は2010年に青山スパイラル(東京/青山)にて行われた、上出・九谷・惠悟展「九谷焼コネクション」からアップデートされたもので、その後の上出長右衛門窯の取り組みを可視化するものとなるでしょう。
それぞれのブランドの新作や、歴代の名品も出品致します。是非、この機会にご高覧下さいませ。

イベント
■トークイベント
丸若裕俊 × 上出惠悟 「九谷焼コネクションについて」~ハイメ・アジョンからクタニシールまで~
6月3日(火) 14:00-
阪急うめだ本店 9階 アートステージ
無料
丸若 裕俊 / マルワカヒロトシ
1979年東京生まれ・シツラエルヒト。2010年、株式会社 丸若屋を設立。
「時代に従うモノづくりではなく、時代を創造するモノづくり」をテーマにプロダクト・プロデュース、プロジェクト・プランニングを日本最高峰に特化した、伝統工芸から最先端工業技術との取り組みまでを行う。

■上出惠悟と稲葉征夫(Yoshimi Arts 代表)によるギャラリートーク
6月9日(月) 15:00-
阪急うめだ本店 9階 アートステージ
無料

 

上出長右衛門窯
上出長右衛門窯は1879年(明治十二年)、九谷焼の窯元として石川県能美市に創業。先人の伝統を守り昔ながらの手仕事で、九谷焼の中でも数少ない磁器の成形から絵付まで一貫して生産しています。日々の食器から茶陶まで一点一線丹誠込めて伝統を現代まで守り続けています。彩り鮮やかな上絵付けと深い発色の染付け、そして何より丈夫で美しい生地が特長。把手の付いた徳利、犬の人形が入った盃や、丸若屋とコラボレーションして生まれた髑髏の形をしたお菓子壷など、多彩に展示。更に今展では、歴代の名品も出品致します。

上出惠悟
1981年石川県生まれ、2006年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。実家である九谷焼窯元・上出長右衛門窯でデザインや企画に従事する傍ら作家としても活動し、個展やアートフェアで「甘蕉」「鶏卵」「栄螺」などの作品を発表しています。

ハイメ・アジョン×上出長右衛門窯
スペインのハイメ・アジョンにデザインを依頼したシリーズ。丸若屋のプロデュースのもと、2010年『DESIGNTIDE TOKYO 2010』で発表。上出長右衛門窯の特徴のひとつである染付と、手描きのポテンシャルを最大限に活かした製品は、新しい時代の伝統工芸とデザイナーの形として話題をさらいました。2012年にはフォルムを際立たせたシリーズ「FORMA CHOEMON」をミラノサローネ『SPAZIO HAYON』で発表。外部にデザインを依頼した初めての製品として窯の歴史に刻まれたシリーズ。

ちゅう右衛門
明治十二年生まれ。上出長右衛門窯に創業当時から棲むねずみであり陶工。尻尾で絵付けを行うなど人並みはずれた技術を持ち、2009年、金沢の茶房一笑にて生涯初の個展を開催。その後いくつかのグループ展などに参加しながら、金沢のフリーペーパー「イコール」いてエッセイを連載し人気を得ました。2010年、2013年に行われた「九谷焼コネクション」では、特設された美術工芸サロンにて個展を開催しました。今展では、新作の発表を予定しています。

KUTANI SEAL
2009年に九谷焼窯元・上出長右衛門窯と日本のものづくりをプロデュースする丸若屋が立ち上げたワークショップブランドです。クタニシールは「九谷焼をみなさんの身近に」をテーマに転写技術を使ったワークショップと製品を企画しています。九谷焼は本来、職人が筆で絵を描くものですが、あらかじめ印刷された文様をシールのように器に貼付け、製品を量産する技術があります。低コストで職人による絵付けを再現することが出来ますが、逆に転写にしか出来ない表現の可能性もあります。それを使って遊んでみようというのがクタニシールなのです。自身で好きなようにシールを白い器に貼り、窯に送って焼き上げるキットや、クタニシールを使った食器を出品します。