上出長右衛門窯 「九谷焼コネクション」
KUTANI CONNEXION
2015年3月4日(水)-15日(日)
11:00-20:00 (最終日 -18:00) 会期中無休
会場|渋谷ヒカリエ 8階 8/ CUBE1,2,3
東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 8F
TEL 03-5468-5892 (渋谷ヒカリエインフォメーション)
http://www.hikarie8.com/cube/
この度、渋谷ヒカリエ 8 階の 8/ CUBE1,2,3 にて、上出長右衛門窯「九谷焼コネクション」を開催致します。
石川の地で135 年余の歴史を持つ上出長右衛門窯は、卓越した技術を有する職人の手による磁器の生成から絵付までを一貫して制作する九谷焼の窯元です。六代目にあたる上出惠悟は、これからの窯の在り方を模索しながら、受け継がれた伝統的な作品を踏襲するだけでなく、現代だからこそ出来る試みを重ね、私たちに新鮮な九谷焼との出会いを提供しています。昨年は九谷焼の原点に立ち戻った薪窯での焼造や、今年2月にはパリで個展を開催し、その技術とデザインはフランスでも賞賛されました。
本展では上出惠悟が携わる上出長右衛門窯の様々な活動と、作家としての自身の作品をセクショ ン毎に解り易く配置し、上出長右衛門窯の全貌を理解出来る展示に致します。この展示は 2010 年に青山スパイラル(東京/青山) にて行われた「九谷焼コネクション」からアップデートされたもので、その後の上出長右衛門窯の取り組みを可視化するものとなるでしょう。
是非、この機会にご高覧下さいませ。
上出長右衛門窯
1789年、初代上出長右衛門によって石川県能美郡寺井村(現石川県能美市寺井町)に創業。以来135年、5代に亘り割烹食器の窯元として多くの日本料理店の為の器を製造する。職人による繊細な手仕事にこだわり、轆轤挽きの素地と深い発色の染付、そしてガラス質で色鮮やかな九谷の色絵を特徴とする。伝統的な仕事の中に現代性を感じさせるデザインを取り入れ、ハイメ・アジョンとの制作活動や、美術館やアートフェアでの発表等、近年活動の幅を広げている。
左|上出長右衛門窯+丸若屋 髑髏 お菓子壷 花詰 右|平角盒子 染付楼閣山水文
上出惠悟
1981年石川県生まれ、2006年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。実家である九谷焼窯元・上出長右衛門窯でデザインや企画に従事する傍ら作家としても活動し、個展やアートフェアで「甘蕉」「鶏卵」「栄螺」などの作品を発表しています。
左|栄螺 硯海の貝 右|甘蕉 色絵経文文
ハイメ・アジョン×上出長右衛門窯
スペインのハイメ・アジョンにデザインを依頼したシリーズ。丸若屋のプロデュースのもと、2010年『DESIGNTIDE TOKYO 2010』で発表。上出長右衛門窯の特徴のひとつである染付と、手描きのポテンシャルを最大限に活かした製品は、新しい時代の伝統工芸とデザイナーの形として話題をさらいました。2012年にはフォルムを際立たせたシリーズ「FORMA CHOEMON」をミラノサローネ『SPAZIO HAYON』で発表。外部にデザインを依頼した初めての製品として窯の歴史に刻まれたシリーズ。
醤油さし(受皿付) 鳥型 花
|