井上花 「幾何学×プリズム」
2017年9月22日(金)-10月15日(日)
11:00-19:00 火・水休
会場|Yoshimi Arts
この度、Yoshimi Artsでは6年ぶりの井上花の個展「幾何学×プリズム」を開催致します。
井上花は、身近な物から受けた感覚を基に紡ぎ出された物語を、豊かな色彩で描いています。本展では、幾何学模様に対する興味から、多角形や円、色の変化、光の屈折(プリズム)、無限性等から着想を得た作品を制作しました。また、平面作品に加え、作品に鑑賞者が関わる事で変化していく立体作品も発表します。
日常に垣間見る幾何学的な形に光がもたらす変化から見えてくる世界を、更にはそれに人が関わることで変容する世界を、是非ご高覧下さいます様お願い申し上げます。
Yoshimi Arts
昨年の夏、古い家に引っ越しました。
そこには、今ではあまり見る事が無くなったレトロな昭和の窓ガラスがたくさんありました。
すりガラスから見える外の世界はかすかに色が見えるだけ。
けれど窓ガラスに掘られた模様はするどく鮮明に見えてくる。
形は無機質であるのに、味わい深い揺らめきが暖かみや危うさを持っています。
ガラスにちりばめられた幾何学的な形は、光が通ると色とりどりの屈折(プリズム)が起こります。
幾何学というと日常的に身近な図形や模様をイメージしますが、本来、幾何学とは図形などを用いて空間の性質を研究することから始まりました。
その導きだされた定理は人がいなくても存在し続け、人がその定理を変化させたりすることは出来ません。
ですが今回、幾何学的な形にプリズムが出来る事で起こる様々な変化。
さらに人が関わる事で起こる変化。
その変容が「幾何学×プリズム」なのです。
井上花
*画像 | 「14:20」 2017 岩絵の具、箔、綿布、パネル 333×333mm(S4)
「プリズム」 2017
岩絵の具、箔、麻紙、アクリル板、鏡、ラミネート (h21.7×w25.3×d4.8cm)×3点
井上花 Hana Inoue ≫ |
1982 |
広島県に生まれる |
2006 |
広島市立大学芸術学部美術学科日本画専攻 卒業 |
2008 |
広島市立大学大学院芸術学研究科修士課程 修了 |
現在 |
東京都在住 |
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個展 |
2011 |
「ものがたり」 (Yoshimi Arts/大阪) ≫ |
2009 |
「カ・ラ・フ・ル・ず」 (吉美画廊/大阪) |
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グループ展 |
2016 |
「Flag of the West 2016-広島市立大学芸術学部日本画制作展-」 (佐藤美術館/東京) |
2015 |
「5th Anniversary Festival !!」 (Yoshimi Arts/大阪) ≫ |
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「第17回 雪梁舎フィレンツェ賞展」 (雪梁舎美術館/新潟、東京都美術館/東京、京都府京都 |
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文化博物館/京都) |
2014 |
「山本志帆・井上花 二人展 『ふようのじゅんすいききょうのふじゅん』~循環と煌~」 ≫ |
2013 |
「THE OSAKAN DREAMS VOL.3」 (JR大阪三越伊勢丹アート解放区/大阪) |
2011 |
「井上花・山本志帆 二人展」 (Yoshimi Arts/大阪) ≫ |
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「臥龍桜日本画大賞展」 (飛騨位山文化交流館/岐阜、岐阜県美術館/岐阜) |
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「Insight "Repetition/反復II"」 (Yoshimi Arts/大阪) ≫ |
2010 |
「Yoshimi Arts HANA’S ROOM」 (BODAIJU FESTA-Yoshimi Arts/ラマダホテル大阪/大阪) |
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「Yoshimi Arts opening exhibition “0+”@KAM」 (KOBE ART MARCHE - Yoshimi Arts/神戸ポ |
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ートピアホテル/兵庫) |
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「Yoshimi Arts opening exhibition “0+”」 (Yoshimi Arts/大阪) ≫ |
2009 |
「4Stories」 (KOBE ART MARCHE-吉美画廊/クラウンプラザ神戸/兵庫) |
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「井上花・山本志帆 二人展」 (大丸東京店アートギャラリー/東京) |
2008 |
「芸美会展」 (福屋八丁堀本店/広島 同~2016) |
2007 |
「松伯美術館 花鳥画展」 (松伯美術館/奈良) |
2006 |
「佐藤太清公募美術展」 (同2007) |
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受賞歴 |
2008 |
修了制作 プリ・ラ・ジュネス賞(研究室買上げ) |
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