Insight 23

元永定正/レイチェル・アダムス、カルロ・ザウリ/上出惠悟、佐伯祐三/寺林武洋、泉茂/館勝生
２０１９年１１月３０日(土)－１２月２２日(日)
11:00-19:00 (日 -17:00)
月・火休
Yoshimi Arts
協力｜矢倉画廊

この度、Yoshimi Artsは「Insight 23 “交差する地点/intersecting viewpoint”」を開催致します。
「Insight」は、テーマに沿って、Yoshimi Artsの取扱作家による作品を展示する展覧会シリーズです。23回目となる「Insight」は、"交差する地点"をテーマに展開致します。また、基本取扱作家の作品で構成するところを、今回はその他の作家の作品が数点含まれます。
作品は、制作の方法論や時代性、地域や人との関係など、様々な事に影響を受けながら成り立っているのではないでしょうか。作品の時代や素材、モチーフや作家同士の関係性において、それぞれが交差する地点を考察する機会になればと考え、幅広い作家を選択し企画致しました。

メイン画像｜左｜佐伯祐三《米子像》 1922年頃　油彩、キャンバス　448×370mm(8号)
メイン画像｜右｜寺林武洋《声》 2009　油彩、白亜地、パネル　455×380mm(F8)
左上｜元永定正《背もたれふたつ》木に彩色　w.27×d.14.5×h.42.5cm
右上｜レイチェル・アダムス《Leftovers》 2015　MDF、布、レーザーカットしたアクリル、木、塗料　45×40×h.105cm
下｜上出惠悟《磁彫蕪》 2019　磁器、上絵具　w.9×d.9×h.13cm

元永定正（もとながさだまさ）
1922年三重県生まれ。1955年「具体美術協会」に参加。1964、1966年の現代日本美術展で連続して優秀賞を受賞。1983年日本芸術大賞受賞。1988年フランス政府より芸術文化シュバリエ章、1991年紫綬褒章を受章。2011年逝去。

レイチェル・アダムス（Rachel Adams）
1985年ニューキャッスル・アポン・タイン(イギリス)に生まれ。エディンバラ大学卒業(MA)、2015年イタリア留学、2017年オックスフォード大学ラスキン・スクール・オブ・アート修了(MFA)。

カルロ・ザウリ（Carlo Zauli）
1926年ファエンツァ（イタリア）生まれ。ファエンツア国際陶芸展でグランプリを２度受賞。2002年逝去。2007-2008年に京都国立近代美術館などで大回顧展巡回。

上出惠悟（かみでけいご）
1981年石川県生まれ。2006年東京藝術大学卒業。140年続く九谷焼窯元・上出長右衛門窯の六代目にあたる。

佐伯祐三（さえきゆうぞう）
1898年大阪府生まれ。1920年米子と結婚。1923年東京美術学校を卒業、渡欧。1926年一旦帰国、「1930年協会」を結成。1927年再び渡欧。1928年フランスで逝去。

寺林武洋（てらばやしたけひろ）
1981年富山県生まれ。2004年長岡造形大学卒業、2006年広島市立大学大学院修了。2014年絹谷幸二賞奨励賞を受賞。

泉茂（いずみしげる）
1922年大阪市に生まれ。1939年大阪市立工芸学校卒業。1951年｢デモクラート美術家協会｣設立。1959年渡米、ニューヨークの版画工房「Pratt Institute」客員教授。1963年パリへ移住。1970年大阪芸術大学美術学科教授 (～'92)。1995年逝去。

館勝生（たちかつお）
1964年三重県生まれ。1987年大阪芸術大学卒業。1994年現代美術の展望VOCA展奨励賞受賞。2009年逝去。