ART OSAKA 2024 Expanded Section
西山美なコ

 
 

Yoshimi Arts
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ART OSAKA 2024 Expanded Section
西山美なコ

2024年7月18日(木)-22日(月)
18日(木)      14:00-19:00 一般公開
19日(金)-21日(日) 11:00-19:00 一般公開
22日(月)      11:00-17:00 一般公開
クリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地)
〒559-0011 大阪市住之江区北加賀屋4-1-55
ART OSAKA | https://www.artosaka.jp/

 

この度、Yoshimi Artsは、7月に開催されます「ART OSAKA 2024」に参加する運びとなりました。
北加賀屋のクリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地)が会場となるExpanded Sectionに選出され、弊廊ブースにて西山美なコ《♡あこがれのシンデレラステージ♡》(1996年)を展示致します。
また、Expanded plus では、西山のサクラペインティング、砂糖を素材としたバラの立体や写真作品を出品予定です。

 

《♡あこがれのシンデレラステージ♡》について
1997年に開催された個展「ピンク♥ピんク♥ぴんク」 (西宮市大谷記念美術館/兵庫)に出品した作品。
西山が当時集めていた少女向けペーパートイをここでも等身大化し、ステージの表と裏、虚構と現実を具現化した。
あえて段ボール素材を選択し、書き割りのようなうすっぺらな世界、光のあたるところとあたらないところを表現している。

 

画像|《♡あこがれのシンデレラステージ♡》 1996 特製ダンボール、アクリル絵具 h.343×w.625×d.325cm
photo by Koichi Nishimura ©Minako Nishiyama

 

西山美なコ NISHIYAMA Minako
西山美なコは、等身大の「リカちゃんハウス」を思わせる《ザ・ピんくはうす》(1991)や宝塚の書き割り風の作品など、少女文化を援用した立体作品で注目を集めました。日本独自のサブカルチャーを媒介とした美術作品を制作し始めた世代の一人です。
《♡ときめきエリカのテレポンクラブ♡》(1992)と《もしもしピんク〜でんわのむこう側~》(1995)における、90年代日本の風俗産業をモチーフにしたテレホン・プロジェクトでは、少女文化と性風俗の象徴でもあるピンクの持つ二面性が、消費文化と交差していたことを物語っています。
90年代後半から、砂糖や卵白といったお菓子の材料を用いて作った王冠《Sugar Crown》(1999)やバラなど、甘く儚くい作品を制作し始め、時とともに変化していく様子を捉えるようになります。また、これまでに、模様の探求、ぎりぎり知覚できるような壁画のシリーズ、光への強い関心から気付いたという色の反射を活かした「レフ・ワーク」、そして最新作では映像を使うなど、素材や技法も多岐に渡りながら、ものごとのありようを探っています。
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