柿沼瑞輝展
Mizuki Kakinuma
2013年11月18日(月)-12月8日(日)
11:00-19:00 会期中無休
作家在廊:11月22日(金)・23日(土・祝)
この度、Yoshimi Artsでは、「柿沼瑞輝展」を開催致致します。
人間は絵を描くという身体行為を通し人間の基本的な感情である、悲しみ、喜悦、絶望等を表現してきました。現在では、芸術とはあらゆる物を媒介にし、また拠り所にした表現手段が成り立っていますが、今なお人間には様々な感情が存在している以上、絵画表現が無くなる事はないと思われます。
何万年に及ぶ美術の歴史において、言語的には絡め取られない人間に潜む想像力は、様々なものを生み出してきました。想像から生み出されるものとは、常に人間が持つ心の意識されない深みから出現し、言語では説明がつかないものから発生し、通常は社会的な秩序感によって出現が抑制されています。
しかし、その秩序感が失われた時に、人間の原初的なものが心の意識されない深みから出現するのではないかと考えます。
柿沼瑞輝の心の意識されない深みから出現した作品が生まれたのは、まさに現在の社会の秩序感が希薄化したからではないでしょうか。
日本は、欧米的な個人主義や一神教から成り立ち自然と対峙し凌駕しようとする世界では無く、汎神的な社会であり常に自然や物と共生する事を選択してきました。
柿沼の作品は、常に自然から試論を得、詩魂とも言える感情からくる筆勢表現によって制作がなされていると考えています。
柿沼瑞輝は、昨年から大作の連作に取り組んできました。
今展では2012年の個展に続き、大作を含む新作の油彩による平面作品を、約10点発表致します。
是非、今展をご高覧下さいます様お願い申し上げます。
画像:「歓喜」 2012 油彩、キャンバス 1620×1940mm(F130) ⓒMizuki Kakinuma
作家 略歴
1989 |
東京都に生まれる |
2011 |
東北芸術工科大学洋画コース 卒業 |
現在 |
埼玉県在住 |
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個展 |
2012 |
「柿沼瑞輝展」 (Yoshimi Arts/大阪) |
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グループ展 |
2013 |
.「Figurative Abstraction / 比喩的な抽象」 (Yoshimi Arts/大阪) ≫ |
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.「Insight 8 "Figurative/比喩としての"」 (Yoshimi Arts/大阪) ≫ |
2012 |
「Primitive [ in order ](秩序の中の原初)」 (Yoshimi Arts/大阪) ≫ |
2011 |
「Physical side」 (Yoshimi Arts/大阪) ≫ |
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パブリックコレクション |
Japigozzi Collection |
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