西山美なコ ★PINK・Pink★
2020年12月12日(土)-2021年2月14日(日)
8:00-24:00
KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS 1F STORAGE1
東京都墨田区本所2-16-5 03-3625-2165 kaika@thesharehotels.com
www.thesharehotels.com/kaika/
この度、東京・本所のホテル、KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELSにて、西山美なコの個展「★PINK・Pink★」を開催致します。
西山美なコは、1980年代後半から巨大な「リカちゃんハウス」を思わせる作品や宝塚の書き割り風の作品など、少女文化を援用した立体作品で注目を集めました。その後、砂糖や卵白といったお菓子の材料を用いて作った王冠やバラなど、儚く壊れやすい作品を制作し始めます。
おおよそ90年代前半に見られる前者の作品と、90年代後半から現れる後者の作品の表象の変化は一見連続性が無いように見えますが、それらは対照的に存在しているというよりも、もともと西山の作品の中に存在していたものだと思います。
本展では、90年代の少女漫画をモチーフとした東京では初展示となる大作と、「デ・ジェンダリズム-回帰する身体」展 (1997、世田谷美術館/東京)で発表された中から平面によるインスタレーション作品、そして、2000年代から砂糖で制作している《Sugar Roses》の新作などを展示致します。西山美なコの世界観を、断片的ではありますが体現出来る展示となるでしょう。
また、本展と並行して、同ホテル地下1階のYoshimi Arts Storage Tokyoでは、1980年代の初期作品から「夢みるタカラヅカ展」(2004、サントリーミュージアム天保山/大阪、東京オペラシティアートギャラリー/東京、そごう美術館/横浜) に出品された書き割り風の大作をはじめ、時間を経たSugar Roses、近年制作している写真まで、様々なメディアで展開致します(地下1階は宿泊者のみ鑑賞可)。
画像 | 《な♥オ♥ミ》《エ♥リ♥カ》 1992 アクリル絵具、シルクスクリーン、パネル 各180×120cm
<「西山美なコ 90's ★キラキラおめめ★」(2018、Yoshimi Arts/大阪) 展示風景>
■同時開催
Yoshimi Arts Storage Tokyo
西山美なコ
2020年12月12日(土)-2021年2月14日(日)
KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS B1F ART STORAGE内
*宿泊者のみ鑑賞可
画像|《ようこそあなたのシンデレラ・キチュ2》 2004 アクリル絵具、特製ダンボール h.220×w.210×d.80cm
展覧会ページ >>
西山美なコ / Minako NISHIYAMA
1965年 兵庫県生まれ。1991年 京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。1997年 Asia Cultural Councilの援助を受けてニューヨークに滞在。2003年 Banff Creative Residency(カナダ)に参加。現在、兵庫県在住。
1980年代後半から、紙パルプを用いた立体作品や、布のオブジェ作品を制作したのち、巨大な「リカちゃんハウス」を思わせる《ザ・ピんくはうす》(1991)や宝塚の書き割り風の作品など、少女文化を援用した作品を制作した。その後、王冠やバラなど、砂糖を使った儚く壊れやすい作品のほか、ウォールペインティング、光の反射を利用したレフワークシリーズなど、表現媒体は多岐に渡る。
近年の主な個展に、2018年「西山美なコ 90's ★キラキラおめめ★」(Yoshimi Arts/大阪) 2007年「~いろいき~」(京都芸術センター/京都)、2004年「Pink Vacancy 西山美なコ ライブ・ドローイング」(資生堂ギャラリー/東京)、2002年「スイート・ドリーム」(三菱地所アルティアム/福岡)、1997年「ピンク♥ピんク♥ぴんク」(西宮大谷記念美術館/兵庫)、1992年「♡ときめきエリカのテレポンクラブ♡」(フォト・インターフォーム/インターフォーム・コンテンポラリー/大阪)。
主なグループ展として、2015年「Kawaii」(University for the Creative Arts Farnham/イギリス)、「おおいたトイレンナーレ 2015」(大分)、2014年「うつろい」(高松市美術館/香川)、2013年「六甲ミーツ・アート芸術散歩2013」(兵庫)、「瀬戸内国際芸術祭2013」(香川)、「アートにみる愛のかたち“Love展”」(森美術館/東京)、2012年「AIR 3331」(3331 Arts Chiyoda/東京)、2011年「Cafe in Mito 2011」(水戸芸術館/茨城)、2009年「広瀬光治と西山美なコの“ニットカフェ・イン・マイルーム”」(金沢21世紀美術館/金沢)、「女性アーティストとその時代」(資生堂ギャラリー/東京)、2007年「美麗新世界:当代日本視覚文化」(ロングマーチ/北京、広東美術館/広州)、2005年「アニメイト。~日韓現代アートに見るアニメ的なもの~」(福岡アジア美術館/福岡、省谷美術館/ソウル)、2004年「夢みるタカラヅカ展」(サントリーミュージアム天保山/大阪、東京オペラシティアートギャラリー/東京、そごう美術館/横浜)。
コレクション
金沢21世紀美術館、高松市美術館、ドイツ銀行、トヨタアートコレクション
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