興梠優護「Under the Skin」
 
 

11:00-19:00
〒550-0002
大阪市西区江戸堀1-8-24
若狭ビル3F
TEL/FAX 06-6443-0080
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興梠優護「Under the Skin」

2018年1月27日(土)-2月18日(日)
11:00-19:00 火・水休
Yoshimi Arts

■ギャラリートーク
芦田彩葵(熊本市現代美術館 主任学芸員)×興梠優護
1月27日(土) 15:45-17:00
Yoshimi Arts
無料、予約不要

■January Party
1月27日(土) 17:00-19:00
若狭ビルと山登寿ビルの5ギャラリーにて合同パーティーを開催
(参加ギャラリー:Calo Bookshop & Cafe, SAI GALLERY, Yoshimi Arts, The Third Gallery Aya, KOUICHI FINE ARTS)

 

この度、Yoshimi Artsは、興梠優護の個展「Under the Skin」を開催致します。

興梠は、制作過程において、どう描くかを迷うことや悩んだりする事が殆どない。予め綿密なイメージがあり、頭の中で描く手順や幾層もの段階を事前に認識した上で制作を進め、実際にイメージ通りの絵になるという。それは、興梠が学部は油画だが、大学院で版画を学んだことに由来するのかもしれない。
また、興梠は、普段の生活において、私達が見落としがちな風景やモノや現象を常に捉えている。それらの一つ一つが彼の絵画に影響を与え、また反映されている。興梠の絵画は論理的に構築されているが、絵画が故に彼の言葉にならない感性によって成立していると言えよう。
本展は、興梠のイメージを生み出す素子とも言える、水彩、版画、ドローイング、点描、鉛筆画、写真と、その層の重なりとなる油彩画を用いて、ギャラリーの空間で絵画の構造を詳らかにしようという展覧会である。2017年の成山画廊での個展「HIVE」の作品と新作で構成し、更なる進化を試みる。肌の下と直訳もできるタイトルは、成句で「本心」「内実」といった意味合いである。解体され、構造が露わになり、空間で再構築された「絵画」から、我々は興梠の絵画制作そのものを追体験できるだろう。
Yoshimi Arts

 

大抵の場合、内実を覗き見る行為にはある種の高揚感と、少しの後ろめたさが含まれます。
その気後れや戸惑いの正体に接近したくて、人は絵というものを描いてきたのかもしれません。
今回の展示では、絵画性の内実を「重層性」というきっかけの中に広げてみました。
平面という言葉とは裏腹な、その層の重なりが、あなたの世界の奥行きと結びつきますように。
興梠 優護

 

画像|展覧会イメージ

 


"/ XXX " 2018 oil on canvas 1940×1303mm(F120)

 

興梠優護 Yugo Kohrogi 
1982 熊本県に生まれる
2007 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
2009 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻版画研究領域修了
  -2012 東京藝術大学大学院美術研究科 教育研究助手
2015 東京藝術大学大学院美術研究科 非常勤講師
現在 ロンドンにて滞在制作
 
個展
2017 「HIVE」 (成山画廊/東京)
  「興梠優護 2012-2016」 (Yoshimi Arts/大阪) 
2016 「Portrait」 (成山画廊/東京)
  「Pond」 (Yoshimi Arts/大阪) 
2015 「Dark Adaptation」 (成山画廊/東京)
  「Drawings 2011-2015」 (Yoshimi Arts/大阪) 
2014 「Ripple」 (CASHI/東京)
  「/」 (Yoshimi Arts/大阪) 
  「Hopscotch」 (CASHI/東京)
2011 「boiling point」 (CASHI/東京)
2010 「火 | 花」 (Gallery Art Composition/東京)
2009 「body nude / body」 (Gallery Art Composition/東京)
  「melting point」 (CASHI/東京)
 
グループ展
2017 「Insight 19」 (Yoshimi Arts/大阪)
  「Night and Day」 (成山画廊/ 東京) 
  「Group Show Ⅷ」 (CASHI/東京)
  「September Flower」 (成山画廊/東京)
2016 「宇宙と美術と人体と」 (東京芸藝術大学美術館陳列館/東京)
  「Naked Men 1876-2016」 (成山画廊/東京)
  「Insight 16 "melting"」 (Yoshimi Arts/大阪)
2015 「Body」 (CASHI/東京)
  「5th Anniversary Festival !!」 (Yoshimi Arts/大阪) 
  「アート 三つの視点」 (大丸札幌店 美術画廊/札幌)
2014

「Terrada Art Award 入選者展」 (T-Art Gallery/東京)

  「Insight 12」 (Yoshimi Arts/大阪)
  「4th Anniversary」 (Yoshimi Arts/大阪)
  「Group Show VII」 (CASHI/東京)
  「Insight 11」 (Yoshimi Arts/大阪)
2013

「Insight 10」 (Yoshimi Arts/大阪)

  「Figurative Abstraction / 比喩的な抽象」 (Yoshimi Arts/大阪) 
  「3rd Anniversary」 (Yoshimi Arts/大阪)
  「Insight 8 "Figurative/比喩としての"」 (Yoshimi Arts/大阪) 
2012 「Insight 6」 (Yoshimi Arts/大阪)
  「Gallerist Meeting×SOMEWHERE 『非日常のライフスタイル』」 (渋谷ヒカリエCUBE1,2,3/東京)
  「2nd Anniversary」 (Yoshimi Arts/大阪)
  「Physical side Ⅱ」 (Yoshimi Arts/大阪) 
2011 「MITSUKOSHI×東京藝術大学 夏の芸術祭」 (日本橋三越/東京)
  「Group Show IV」 (CASHI/東京)
  「伝統・現代・発生」ドローイング展 (東京芸術大学大学美術館陳列館/東京)
2010 「Group Show I」 (CASHI/東京)
  「Self Portrait - 私という他人」 (高橋コレクション日比谷/東京)
  「ロストジェネレーション」 ( Bunkamuraギャラリー/東京)
  「版画の色ーリトグラフ」 (文房堂ギャラリー/東京)
  「誠実な草」 (CASHI/東京)
2009 「Group Show Ⅰ」 (CASHI/東京)
  「東京藝術大学修了制作展」 (東京藝術大学/東京)
  「東京芸大版画コレクション」 (EYE OF GYRE/東京)
2008 UTM「伝統と現代 紙-刷り物 摺りもの-」 (浅草公会堂/東京)
  「移行 umsteigen」 (オーストリア大使館/東京)
  「真夏の夜の夢」 (CASHI/東京)
  「トーキョーワンダーウォール展2008」 (東京都現代美術館/東京)
2007 「東京芸術大学卒業制作展」 (東京芸術大学/東京)
  UTM「伝統と現代 -墨、単色の世界-」 (旧坂本小学校/東京)
  「CROSS BORDERS」 (シラパコーン大学/タイ)
 
コレクション
高橋コレクション、東京藝術大学美術館
 
受賞歴
2017 吉野石膏在外研修員
2014 Terrada Art Award 優秀賞
2012 第6回秀桜基金留学賞
2010 ホルベインスカラシップ奨学生
2008 トーキョーワンダーウォール 入選
2008 トーキョーワンダーシード 入選